「地価」は地域の状況を表すバロメーター
都市や地域における空間や利用・活動等の状況を捉えるにあたって、最も集約的に表すものとして地価のデータがあると思います。
ある地点における地価が、周辺に比べて高い、低いというのは、その場所の空間としての希少性や利用・活動等のされ方が活発であるかそうでないかを示すこととなり、また地価の変化を通じて、その地域における発展や衰退の状況、また評価について分かることとなります。
ということから、地域における現状や変化の様子の可視化にあたっては、「地価データ」は非常に重要な要素と考えられます。
また、地域の将来像の予測にあたっては、同様な考え方から「地価の予測」により、かなりの部分が説明出来るのではないかと考えられます。
地価の変化・予測を通じた地域の見える化
この「Spatial Vision」は、都市や地域の空間(Space)を、もっとよく分かる・見える(Vision)ようにしていくためのものですが、こうした「地価」に着目するかたちで、それを軸とし関連するデータの分析を交えながら、都市や地域を捉えていきます。
対象エリアとしては、まずは東京都23区内の住宅地を取り上げます。目論見としては、対象エリアを随時拡大させていき、日本全国に拡げていく考えです。
ということで、まず以下の2つをテーマとして取り上げていきます。
◆ 地価変化からの可視化
23区内の住宅地における過去20年の間における地価データの推移に着目し、地理的情報としての分析等を行うことで、そこから見えてくる地域の状況・特性等についての可視化を行います。
◆ 地域特性からの地価予測
「地価の変化」より見えてきた、23区内の住宅地における地域の状況・特性等を踏まえ、地価を形成するにあたって、需要面における主要な要素としての世帯・人口のデータ、供給面における主要な要素としての住宅のデータに着目し、地価の予測を行います。